衛宮さんちの今日のごはんSold Out
『衛宮さんちの今日のごはん』(えみやさんちの きょうのごはん)は、TAaによる日本の漫画作品。『ヤングエース』のWebコミック配信サイト『ヤングエースUP』(KADOKAWA・角川書店レーベル)にて2016年2月9日から連載開始。 TYPE-MOONのテレビゲーム作品『Fate/stay night』を題材とした派生作品の一つ。本作はハードなストーリーが展開される原作とは一線を画し、舞台である「冬木市」での平和な日常が続くパラレルストーリーという位置付けになっている。物語の中核を成しているのは「料理」であり、主人公である衛宮士郎が自身と関わり合いのある人物たちに手料理を作り食べさせてあげるという展開が続く。料理については毎回キチンとした調理の仕方とレシピが漫画内で描かれており、この監修には只野まことが専門で就いている。作品のPRには「Fate×料理」というフレーズが使われている。
アニメーション制作はufotable。監督は『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』にて監督を務めた三浦貴博と、同作で作画監督を務め本作が初監督となる佐藤哲人が務める。
本作はufotable代表取締役社長の近藤光による持ち込み企画である。2017年1月、原作1巻の発売記念としてufotableが運営する「ufotable Cafe」各店舗にてコラボカフェを実施した際に、親子連れもいるなど店内の雰囲気が非常によかったことから、この様子を見た近藤が、本作のアニメ化をアニプレックスに提案したことで企画が始動した。
シナリオはufotableが制作しており、アニメオリジナル展開はTAaが監修している。また、『Fate/stay night』原作者の奈須きのこも本作のシナリオや絵コンテの監修に参加している。
アニメーション制作はufotable徳島スタジオを中心とし、ufotableの若手スタッフをこれまでの主要スタッフがサポートする形の制作体制をとっている。作画は原作の料理監修を務める只野まことが用意した資料や、徳島スタジオと同じビル内にある『ufotable Cafe』で実際に料理をしている様子を録画した映像などを参考にして制作されている。なお、アニメ本編公開後にYouTubeにて『3分で分かる!衛宮さんちの今日のごはん』と題した只野まことによる調理動画の公開も行っている。
音楽は、映像に合わせて音楽を制作するフィルムスコアリング方式が採用されている。音響面では、只野のレシピに合わせて音響効果の川田清貴が自ら調理を行い、そこで録音した音をベースに演出に合わせて加工したものを使用している。
先行放送された第1話は原作の第20話を漫画配信に先行してアニメ化したもので、原作者のTAaのネームをもとに制作。同エピソードの原作版は2018年2月6日に配信された。
第11話『特製ふわとろオムライス』は、原作には無いアニメオリジナル回となる。これは、ufotable側が大きな山場を後半に作りたいと相談したことにより実現した。原作者のTAaも、ufotable作品のファンだったこともあり快く快諾した。
大まかな原案と料理の選定はTAa、料理監修は只野が担当。TAaの原案をこの回の共同脚本・絵コンテを務めた監督の三浦を中心にufotableがシナリオや新規衣装設定などを制作した。また、物語の舞台として『ufotable cafe大阪&マチ★アソビ cafe大阪』が協力している。 原作 – TAa/TYPE-MOON(KADOKAWAヤングエースUP連載) キャラクター原案 – TAa 料理監修 – 只野まこと 監督 – 三浦貴博、佐藤哲人 キャラクターデザイン・総作画監督 – 内村瞳子 色彩設計 – 大前裕子、牛尾友里恵 美術監督 – 海老沢一男 撮影監督 – 吉川冴 3D監督 – 鉄砲塚大樹 編集 – 神野学 音楽 – 椎名豪 音楽製作 – アニプレックス 制作プロデューサー・音響監督 – 近藤光 プロデューサー – 黒﨑静佳、竹内友崇、近藤光 脚本制作・構成・アニメーション制作 – ufotable 製作 – 「衛宮さんちの今日のごはん」製作委員会(アニプレックス、KADOKAWA、ノーツ、ufotable) 主題歌 「エプロンボーイ」 DJみそしるとMCごはんの作詞・作曲・編曲・歌によるオープニングテーマ。 「コラージュ」 三月のパンタシアによるエンディングテーマ。作詞・作曲・編曲はすこっぷ。